長く付き合った彼とこのままなりゆき？

クッキング・パーティー（エクシオ主催）に参加しました。当時私は２８歳。学生時代から付き合っていた彼は仕事がどんどん忙しくなり、会う回数もかなり減っていました。次第に疎遠になり、このまま私たちはどうなるんだろう？というモヤモヤ感がありました。やはり自分の人生だからこのままじゃいけないと思い婚活／恋活（その中間）を始めました。

普通にしてても28歳ともなれば結婚に憧れますし焦ります。でもこのまま成り行きでズルズルしていれば自分が幸せになれるかどうか不安ですし、相手にも誠実ではないと思いました。決断しなければと

一歩を踏み出すきっかけ

とはいえ一応「彼」がいるんだからと最初から本気モードの婚活には踏み切れず、「勉強」する気持ちで「クッキングパーティー」に参加しました。料理は好きですし、もっともっとレパートリーも増やしたかったからです。もし一緒に楽しく料理してくれる知り合いができればなあ、という気持ちでした。

講師の方が教えてくれるし、調理自体はむずかしいものではありませんでした。ただ会場は本物のレストラン（かなり本格的な）だったので少しテンション上がりました。私も料理は好きなので当日はマジに料理モード：エプロン持参（必須）清楚な格好を心がけて、ロングヘアはまとめました。

まず1対1で全員と自己紹介。いざ参加してみると、思った以上のマジ「婚活」イベントだったので私は緊張してしまい、相手の鼻から下くらいしか見れませんでした。講師の方が適当にまとめてくれ何とか自己紹介を終えて、クッキングタイム・スタート。

さいしょ私の隣の男性は全く料理ができないらしく、私がアドバイスしながら一緒に下ごしらえしました。その人も最初はとても緊張していて、なかなか会話らしい会話が出来なかったのですが、「仕事が忙しくてなかなか自炊出来ず、いつも外食なんです」と照れながら話し始めてくれました。ラグビーをやってたらしく大柄です。危なっかしい手つきで包丁を使う彼は体型に反して、少し可愛く思えました。

しかし顔を上げると斜め向かいの男性と目が合うのです。

声が素敵なあの人は？

小柄ながら整った顔立ちの男性で、料理の手際が良く、合間に私の方をチラチラ見てくるのです。いや、気のせいかもしれませんが…

ちょっと…こちらも意識してしまい、彼の方を見てしまいます。

その人とはオーブンに料理を入れる時に話せました。落ち着いた喋り方をする方で、声が低音で、まるで声優みたいなのが印象的でした。

料理を作るうちにお話し相手は何度か変わって、いよいよお食事タイム。

私は思い切ってさっき人の隣に行ってみました。彼本人に興味もあったのですが、せっかくなのでこのイベントに参加する前に読んでいた恋愛心理学の本の内容を試してみようと思ったのです。

恋愛心理学

私が読んだ本には、男性の「パーソナルスペース」は縦長の丸で、初めてのときに近づきたいなら「横に座る方」が男性をドキドキさせられる、と書いてありました。

こちら空いていますか？というと「どうぞどうぞ」と低い声が。その言い方もとても優しく好感が持てました。お話ししてみると、やはり先ほどと同じく、ゆったりとお話しする方で、彼の周りだけゆったりとした空気が流れているような感じでした。とても良い人で、好きな食べ物やお気に入りのレストランなど、いろいろ話していたら時間があっという間に過ぎました。