これは私「のりん」の黒歴史。学生時代の、恋活、婚活、を通して私の中に住み着いた、もう一人の「ワタシ」である。もう過去の話として決別したいのだが、未だ引きずって、私のアラサー婚活を邪魔しまくっている。まあ笑ってお読みくだされー
映画NANAに憧れて〜中島美嘉になってやるぅ!
高校までは勉強漬けだった私。その後大学に入り東京にやってきたので、過去の私を知る人は周りにほぼ誰もいない状況になった。そこで私は思いっきりキャラ変をおこない、イケてる女デビューを果たした。髪をまだらに染め、マスカラをつけ、ギリギリな服を着て、、、かなり遊び慣れたオネエさん女になった。大崎ナナ(映画NANAだと中島美嘉)の路線をひたすら目指した。
いつのまにか女子の間で人気のキャラに!!
メイクは男子にはちょっと引かれて、怖いって思われたみたいだったが、女子たちからは妙にリスペクトされ、たくさんの恋愛相談を持ちかけられた。ワタシは雑誌やネットで得た恋愛知識を総動員して、友達全てに、かなり的確なアドバイスを行った。自分では恋愛経験もないくせに、これが割と評判が良く、友達の友達、そのまた友達、のさらに友達、が色々と恋の相談にやってきた。キャラ変、大成功だった。
想定外のキャラ人気に、このままそのキャラになっとくか?
「師匠」とか呼ばれるようにまでなった私だが、ワタシ自身の過去を聞かれれると、うーんそうねえ?、今まで、17、8人ぐらいと付き合ったかな?、とか適当なことを言ってごまかしていた。 体の付き合い?うん、それはまあね、子供じゃないからね〜とか適当なことを言ってたが、もちろん処女だった。
物分かりのいいオネエさん〜そんなの全然ウソなのに気づいてくれない。
この頃私の心に住み着いてしまったのが、キャラ変で身についてしまった「物分かりのいいオネエさん」だ。自分で演じていたキャラだが、のちに本当に男性と付き合うことになった時、この物分かりのいいオネエさんが顔を出す。全然自分でも一ミリも思ってないのに「合コン?行きたんだったら行けば?」とかまあ、「体はイイけど、心で浮気すんなよー」とか、心にもないセリフが飛び出して、、、、自分でもどうしてイイのか分からなくなった。本当に鬱になるくらい、あとで落ち込んだ。
男からしたら身勝手に見えるかも知れないが、こんなときは「気づいてくれよー」と叫んでいたのだ、分からないか?分からないよな(笑)
アラサー婚活を邪魔する「もう一人のワタシ」
外見、物分かりのいいオネエさん、実は、めちゃくちゃ嫉妬深い甘えんぼの私、、、、
我慢に我慢を重ねているのだが、ある日大爆発を起こしてしまう
メールが返ってこない。たったそれだけだ、時代が変わって
メールがやがて LINE になったりしたが、
とにかく返信が来ないことに1秒も我慢ができない。既読スルーとか許せない。
機嫌の悪い日にそういうことが思い出されるともう我慢できない。
これが本当の私だ。だけど相変わらず外見は平静を装っている。
物分かりのいいオネエさんなので、また合コンかよ?行っておいでよ、とか言っているがもちろん100%強がりである。
やっかいな女:え、だって合コン行っていいって言ったじゃん?
我慢に我慢を重ねているが、我慢にはいつか限界が来る。付き合ってる相手は、私のことをとっても物分かりのいいオネエさんだと勘違いしているが、、、だけど、だけど、だけど、、いい加減気付けよー!本当はめちゃめちゃ嫉妬深い女なんだよーーーー
まずは、これまでの恨みつらみを書いた長い長いメールを送りまくる。
当然「物分かりのいいオネエさん」と思っている彼氏はびっくりする。
でブチギレて大ゲンカ。いつもこれが深手となり、恋は終わる。このパターンの繰り返しなのだ。