アラサー、バツイチ、もう1人でもいいや、と思っていた頃ふと偶然に「ビビッと」くる人に出会うことって…ありますよね。そんな出会いに深〜い運命を感じてしまう人もいるでしょう。T美さんが出会った「ビビッと」来た人は、果たして「運命」の人だったのでしょうか?
高円寺のバーで
バツイチであった、30代になったばかりの頃、もう男はいいかなっておもっていたとき、仲人業のような中年女性が、バーの隣りの席にすわったのです。一人でぼーーっと飲んでいた私に声をかけたのです。もちろん、結婚するつもりはありませんでしたが、楽しく食事とかいったり、金銭的にプラスになればいいとおもって、進められるままに、会う事になりました。
こんな出会いもあるんだ
見た目は、きちっとしていて、顔もきらいではないタイプで、体型も規格内でありました。しかし、職業が不詳なのです。自営業といってはいましたが、実態がつかめないのです。でも、二度目に会った時に、自然と体の関係を持ちました。男女のおつきあいで、大事なことは、体の相性であります。
大人のお付き合いができる人でした
お互い大人が出会うとなれば、おこちゃまのお付き合いではないので、手を繋ぐだけではありませんよね。ただお互いどんなのかわからないので、控えめな?感じでしたが、悪くはありませんでした。私の人生でそういうことって数多くあったわけではありませんが、出会った時の彼はたしかにビビッときた1人でした。
この男性の方が、私のことをすごく気に入ってしまい、仲介の女性に電話を入れたのでした。
もういいかなって思っていたけど付き合って見ようかなと思わせる大人の彼に胸キュン
仲介の女性から連絡をもらった時、私も、つきあってもいいなという気持ちを伝えました。そして、日を改めて会った時に連絡方法を交換しました。このときはまだ、のちに何が起こるのかまったく想像すらしていませんでした。
ところがメッキが剥がれていくのです
すると…スマートで洗練された「大人」だと思っていた彼は、毎週のように、「会いたい」と、メールを何度も送ってくるようになりました。あれ?そんな感情が先走りな人だったかな?と訝しんでおりましたが、そういう一面もあった人なのです。そして私たちがすれ違っていくある出来事が…
愛犬ラブちゃん
その当時、ラブという飼い犬がいまして、どちらかというと、人間よりもこの飼い犬の方が大事でした。私が高校3年のときにウチに来てそれ以来ずっと可愛がってきた犬で、私の結婚も離婚も知っていて、この犬にどれだけ救われたことか。人間で言えば80代のおばあさん。具合が悪くなって、つらそうで、心配で、とても「オトコ」に熱を上げているとか考えられなくて、メールはほどほどにしていました。犬を飼ってる人ならわかると思いますが、とてもメールを見るような精神状態じゃなかったです。
家族が病気でとても心配なのにそれ言う?
そんな犬の体調を心配している私にお構いなしに、ウチの親に会ってほしいとか、君は運命の人だ、とかいうメールを送って来たのには、正直こまりました。当時は犬のことが心配でそんな気持ちになれないのです。何とか口実をつくり、会わない方向へもっていくのに、大変な想いをしました。
アラサー婚活に、とつぜんビビッと来る人が出てきたら
いま冷静に考えれば、普通の私なら落ちないタイプの人に、なんか「いい感じ」の人だなぁと思ってしまったわけです。バツイチアラサー女、とつぜん、ビビッと来ることって あるよな〜としみじみ思ってしまった出来事でした。
その人じゃないよ
愛犬ラブはその後5ヶ月看病を続けましたが天国に旅立って行きました。彼に隠れた一面があることは、ラブの病気のおかげで気づくことができました。あれ以上深い関係にならなかったのはラブちゃんが「その人じゃないよ」って言ってくれたんじゃないかな、と思っています。
ラブちゃん、天国で見守っててね!!!