マザコンなの?仲良し親子なの?その②

体験談

 

前回の公開以来大反響を呼んでいるゴス美さんの現在進行形のお話です。さあ、今回はどんなことが起きるのでしょうか?途中で邪魔が入らない状況でお読みください。

 

 

 

イケメンと待ち合わせ!

 

ゴス美です。前回、アプリのomiaiで知り合った超絶イケメンと「顔合わせ」を日比谷のミッドタウンでやってしまった私なのだが、顔合わせは衝撃の大インパクト。あまりのイケメンにクラクラで、もう立ってるだけで精一杯というワタシのTKO負けでした。

 

 

本丸は音楽チャリティーイベント

 

しかし、それはあくまで「顔合わせ」であって、本丸は、次の音楽イベントなのです。その音楽イベントはチャリティコンサートだったのですが、クラシックからポピュラーまで幅広い音楽家、ほとんどが芸大・音大出の人が出るというものでした。彼のお母さんにツテがあるらしく「これは僕がご招待するから」とチケット代も払わなくていいと言うのです。

 

恵比寿に行くならファッション度高メで行かんと!

 

恵比寿は、ワタシの中では、かなり「おしゃれ度」高メな格好で行かないとヤバい街になっていますから、服はチョー悩みます。しかもちょっとええ感じの音楽イベントに行くのだから、可愛い系よりちょっとカチッとしたヤツにしとかんとアカンし…ものすごく悩んだ挙句…ああどうしたらいいやろ?と考えていた時に通りすがりに目に入ってしまったMercuryduoのスカート買うてもうたやんかー!アホか私。

 

 

だから女の子はお金がかかってるの。分かって

 

 

ゑびす像前で待ってます

 

恵比寿だから待ち合わせは「ゑびす像」というコテコテな待ち合わせ場所にしておいたら、いたよ、いたよ、いましたよ。キラキラ輝くふわふわのソフティー兄さんが!きゃーースマホ見てる!誰とLINEしてんのかな?しっかし、改めて見てもカッコいいぜ、あの野郎。遠くから見ても超絶イケメン野郎だぜ、ヤバいよ、ヤバいよ、ヤバいよ、と出川になってる自分に気づきました。

 

 

 

さりげなく決めてるフリをしていますが、実は全力投球の私は、涼しい顔を演じながら、さらには内側に全力で汗をかきながらコンサート会場に連れて行ってもらいました。

 

ご自宅は音楽サロンざます

 

彼はクラシックにもとても詳しく、聞けばお母さんが音大出らしく自宅でピアノ教室までやっていたんだそうで、いろんなコンサートに行った話をしてくれました。きっと絵に描いたような素敵なご家庭なんだろうね。サロンみたいな家なんじゃないかな?さてコンサートは演奏のクオリティも素晴らしく前半はすぐに終了。休憩時間のロビーでも彼ぴょんはマナー100点のエスコート。アイスカフェラテが5倍くらい甘く感じられてちゅーちゅー吸いまくるヤブ蚊になったもうた私でした。

ちゅーちゅー

 

 

アカペラコーナーの始まり始まり

 

ま、そんなわけで好感度はさらにアップ。そしてアカペラ好きの私にお待ちかね、声楽のプロたちが合唱するコーナーが始まり始まり。超絶ウマウマ、セミプロって言うかほぼプロなアカペラグループに、わたし的にもすごい良い刺激を受けたりで、とっても有意義なイベントになったってワケです。

 

 

楽しんでくれたかな?

 

帰りに、「楽しんでくれた?」といきなり彼が言うんで「ええ、もちろん、もちろん。すごくよかったです。ありがとう」と言うと「いやー良かったな〜」と心から嬉しそうに言う彼氏を見てて、私はもう完全に「惚れた、あんたに惚れた!」と心の中で天童よしみのように吠えまくっていました。

ついに私に「恋のシーズン」きたぜー!。

 

 

この優良物件を逃すな!でもでもでも急ぐべからず!うーー悩ましい

 

それから3回デートを重ねました。わたしも「こんないい物件を逃してはいけない」という気持ちと、「あんまり急ぐと遊んでる女と思われる」という恐れとがごちゃ混ぜになり、どこらへんでバランスをとるべきか悩みまくりました。

 

 

ただ彼はずっと「紳士」をキープ。自分からはなにもせず、わたしをやさしくエスコートする役に徹していました。4回目のデートでワタシから手をぎゅっと握りました。すると彼もぎゅっと握り返してきて、、、、その日 、つまり、二人はそういうことに、きゃー! という展開になったのでした。やったぜ。私はもう幸せの絶頂でした。

 

 

完全に私に「恋のシーズン」きたーーと叫びました。これで間違いなく正式な「お付き合い」のスタートとなったのでした。

 

恋のシーズン本格スタート!

 

キャイ〜ン!!! 天野くん、ウドちゃん、誰でもいいけど、うれしいぜ〜!!!

 

 

これで、ワタシはついに彼氏が出来たのだ。彼氏と彼女なのだ!空前絶後の彼と彼女なのダーーー👍

 

忘れもしない、その次のデートは水族館。このデートも楽しく、動物好きな一面が見れ、お土産のぬいぐるみをはしゃぎながら選びました。

 

 

素敵なラッピングの包みは?

 

休憩しているとき、「これ食べる?」と彼が出してきた包みがありました。それはとってもキレイにラッピングされた何かで、開けてみると「マカロン」だったのです。「これどうしたの?買ってきたの?」と聞くと、「ううん、うちのお母さんが焼いたの」と言いました。

お母さん?え?ウソ、マカロンって自宅で作ることが出来るの?コレってどうみても素人が焼いたとは思えないほどの出来栄えです。どっかで買ってきたのかと思えたほどで、味も本当にプロのケーキ屋かそれ以上でした。

お母さん?マジで?マカロンを?

 

 

どんなお母さんなんだろう。前々から話の中にちょいちょい出て来ていた素敵なお母様、、思い切って「〇〇くんのお母さんってスゴいんだね?」っと水を向けみたんです。

 

す・る・と

 

それから彼のお母さんへの思いが堰を切ったように口から出て来ました。

 

うへー、大洪水が押し寄せて来た!!!

 

ウチの母は、コレができるんだよ、アレも出来るんだよ、服も選んでくれたんだよ、車で送ってくれるんだよ、、、、感情を押さえながらも、ドンドンドバドバ。もう「お母さんLOVE」の大洪水がドバーッと流れ出して来ました。

 

ん、これはひょっとして「マ・ザ・コ・ン」

 

 

一瞬100mくらい「引き」そうになりましたが、、、、

 

「いや、マザコンじゃないよ。こういう話をするとマザコンって言われるかもしれないけどウチはそうじゃないんだ」と彼が私の不安を察知して先に打ち消してくるのです。

 

うーむ、話だけではちょっと普通のレベルを超えているのだが、善意に解釈すれば、僕はとても母親LOVEな息子ちゃんなのだと言ってるだけだ。しかし、どうなんだろう?

 

 

聖母マリア様なお母様

 

 

どうやらとても凄い聖母マリア様のような「お母さま」がいることが伝わって来た。しかし、彼もそう言ってるんだし、これはマザコンじゃないんだ。きっとものすごーく親子仲がいい母と息子なのだ、、、きっとそうだ、それだけなんだ、と納得しかけて、、、、いや待てよ。これはアカンやつやろう?かなりイってしもうとるやん、、、などなど、いろんな思いが交錯します。

 

だってね、こんなイケメンの息子がいたらお母さんもさぞ自慢したくなるだろうし、、、、きっと仲のいい親子なんだと思いました。それは分かる。しかし、いやそれにしても、、、ウーーム

 

それをスーパーアイは見逃さなかった!!!

 

その時彼がトイレに立ったのです。携帯はテーブルの上に置いたままでした。ブルルっと着信があって、一瞬画面に文字が映し出されて、すぐ消えました。しかし!私のスーパーゴス美アイは見逃しませんでした。映ったのは無数のLINEの着信。全部「ママ」と書いてありました。もう一回言いますぜ。確かに「ママ」と書いてありました。うあー、これは、、、ひょっとしてこのソフティーくんは、このデートを全部ママに実況中継してるんちゃーうんかい?

 

 

でも、否定できない。お母さん想いなイケメン孝行息子、、、、ウァーこりゃ悩ましいぜ。

 

 

 

さあ本日の相談者はゴス美さん29歳のOLです。

 

もうお分かりかと思いますが、わたしの苦悩・葛藤は、彼の中の「すてきなお母さん」なのです。あまりにもお母さん大好きすぎる彼のハート。そのキラキラした「お母様」の像が眩しすぎて、スッゲーぇ不安なんです。母親自慢が始まる前に必ず「こんなこというとマザコンと思われそうだけどそういうのじゃないんだ」というセリフをはさんできます。

と言うわけで今では、もう話してもオッケーになったという雰囲気で、二人のトークの中に「お母さん」の出てくる頻度が一気に増えました。

お母さんがこう言った、お母さんがああ言った。お母さんが買ってくれた服、お母さんのご飯の味はこうで、ああで、と、小出しにしつつも、次々出てくるお母さんの話題。コレが小石のように私の顔面にピシピシ当たって来ます。仏の顔をしてはいるが、結構「痛い」ぜ。

 

仏の顔も三度イッチを食べれば治る

 

 

「今度うちの母に会って見ない?」と言う恐怖のセリフがいつ出てくるのか?私はおびえるようになってしまったのです。想像するだけでも恐ろしい。

今会うのは、マジでヤバいと思う。マジでヤバいと思うけどな〜、それ。

 

さらに親子の仲は「むつまじく」なりにけり…

 

彼が言うには、ワタシと付き合いだしたことによって母と息子の会話量はさらにふえて、親子仲はさらに良くなったそうです。え?私のことをお母さんと話し合っているの?へーーそうなんだ。え?ちょ待てよー(キムタク1)

「ウチって基本親子の間に隠し事がないんだ」と彼が言うので、最初は「へー、そういう理想的な親子関係みたいな家庭があるんだ」と聞き流していましたが、ん?ん?ん?ん?ちょ、待てよ(キムタク2)

 

ちょ、待てよ、、、

 

おい、まてよ。なんでも包み隠さず話すって、、、は、もしかして?、、私はいきなり焦りだしました。ひょっとしてきみ?まさか私とのアノことまで全部しゃべったりしてないでしょう?と聞いてみたら、

数秒置いて

「うん、悪いことじゃないんだし、まあ基本はぜんぶ言ってるよ」とケロッと言い放ちました。!!!うわヤバい。これは、、、ヤバい、これは、、、お前それはまずいだろ?おいおいおいおい、アカンかも?

まだお会いしたこともない素敵な「おかん」に私のケツにあるホクロのことまでバレとるかも知れんわーい!!!エライコッチャ。
ということなのだ。

 

 

ケツにホクロがある女くらいいくらでもいるもんだぜ!

 

 

世の中にこんなにも母と仲良しの息子がいるのかよ?っていたよ!ここに。

 

私のことは全部「つつぬけ」

 

確かに彼は背も高いしカッコいいし、仕事は良い会社に勤めているし、音楽の趣味も素敵だし、超絶イケメンだし、、ただ、お母さんとめちゃくちゃ仲がいいのである。「筒抜け」なのである。いいのか?こんなんで?

たぶん彼の夢見ている幸せな未来は、きっと私とお母さまと彼と3人がなかよく暮らしている「なかよし3人組」なのです。

 

図にするとこうだ。

 

 

んー、「これはこれで微笑ましい」とは思うが、待てよ!

「3人」でというのが彼の理想である。しかし、

なんか私は仲良し親子(と)お嫁さんという「添え物」みたいな感じじゃないか?

将来ぜったいモメることになるであろう、、、

 

 

私の描いている世界はまず、

二人の愛の世界だ。

 

図にするとこうだ。

 

 

これだろう?これこれ!

まずは、これをやりてぇだろう?

女ならこれをやりてぇだろう?な?

 

いきなり、↓↓↓↓ こんなことになってみぃ?

 

 

もう「義母」さんが、ずーーーーっと新居にいたりするんだぞ!

 

そんなんあるかーーー????耐えられるか???

クソうぜぇよ。

 

 

だから、悩んでいます。葛藤しています。ですから、世のイケメンの息子をもつお母様たちに一言申し上げたいです。大切です。「親離れ・子離れ」

 

次回どうなる?

 

そして次回、強烈な奴が起こりました。これはもっとヤバい。とつぜん彼から画像だけが送られて来ました。何日か連絡が取れない時があり、どうしたんだろ?と思っていたら。その画像には、お母さんと仲睦まじくエッフェル塔をバックに写るソフティー美男子の姿が!!!しかも「ボンジュール」って手書き風のフォントで書いてあるし。おいお前らーー。ボンジュール!じゃねいよ!

 

 

まだ、続き読みたいですか?

 

続く

 

 

 

 

 

 

 

 

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