今回ご登場の「花めんたい」さんはしばらく婚活をしていましたが、仕事の理由で東京を離れることを決心しました。そこで心機一転故郷に帰っての婚活を夢みている女性です。やはり幾つになっても故郷はいいものですね。食べ物は口に合うし、故郷の言葉も感情表現にぴったりあっている言葉だし。でも、故郷は遠きにありて思うもの、ではありませんが、実際に帰ろうとするといいことばかりではないのですね。
花の東京にやってきた
今32歳の OL 「花めんたい」です。今はまだ東京在住なのですが、故郷の福岡に帰ってのUターン就職ならぬ、「 U ターン婚活」を考えています。東京に来たきっかけは、大学に受かったからです。大学卒業後そのまま東京で就職しました（親は反対しましたが）
せっかく入った会社では何もやらせてもらえない
東京に就職して10年以上、大学の進学から数えるともう14年東京に住んでいます。正直言って、長く居過ぎたと思います。仕事は総合商社で社名を言えば、「え、すごい」とか「大手だから安泰だね」と言われます。でも、大企業の中では私のやりたいことはほとんどやらせてもらえませんでした。
家賃13万5千円、通勤１時間15分、いつも満員、つかれた〜
年収はあるものの、長い通勤時間、残業、高い家賃、狭いワンルームのマンション、肉体的にも心理的にもストレスが積み重なっていました。それに加えて仕事での不満がいつもありました。でもせっかく東京に出してもらって、親にもたくさんお金を使わせてしまった以上、、仕事で「成功」するまで帰れない気がして、なかなか故郷に戻る決心がつきませんでした。
母の入院がきっかけで
半年前母親が入院したのをきっかけに休暇を取って、しばらく福岡で過ごしたんですが、正直驚きました。なんて暮らしやすい街なんでしょう。物価は安い、食べ物は美味しい、人は優しい、都会と自然がすぐ近くにある。同級生たちは結婚して幸せそうな暮らしを送っている。「ワタシ、なんで東京で苦しんでいるんだろう？」と呆然としてしまいました。私は会社を辞める決心をしました。 一度っきりの人生です。このまま東京で埋もれていたら勿体無いと思いました。
人生は誰のものでもない、自分のため、自分が幸せになるため
一度決心したら話は早いもので、住むところ、新しい仕事、人間関係、などなど、準備に取り掛かりました。故郷に帰って幸せな生活を送るぞ！と思うとテンションが上がり、ウキウキしていた私は、よーしこの勢いに乗って婚活しよう！と福岡で婚活をすることに決めました。
東京でも婚活やってました
婚活は東京でも一応やっていました。エクシオやパーティーパーティーの婚活パーティーに行ったり、友達に紹介してもらったシングルバーに行ったりしました。何人かの人と連絡先を交換して友達にまではなれたのですが、それから先になかなか発展せず、という状態でした。
反省してます
きっと私が選り好みしていたんだろうと思います。自分の学歴、自分の会社、 自分の年収、などなど、自分のレベルに合う男性が出てくるまでは妥協してはいけない、と言い聞かせ、選択の幅を狭くしていたと思います。
私の心はもう決まった
でも今度は故郷の福岡です。気心は通じると思います。そして私も会社を辞めているので変なプライドを捨てていくことができます。生活するのに東京ほどのお金がかからないので相手の年収も多少の融通が効くと思います。もう心は決まっています。行くしかないです！
え？福岡は「女性」があまっている？
ところがなんと驚いたことに福岡は30代40代の独身女性の比率が男性よりも高いのです
簡単に言うと適齢期の女が余っているんです。東京だと婚活パーティーなどで男性の方が多いことが多く、女性の方が有利な条件だったので、。それがなんと福岡では逆転
女性が余っているという状態なのです
１：３で女性の方が多くいる？本当に？
男性たちは大学を卒業すると東京や大阪、いろんな地方に就職してしまいますが、女性は、特に九州の女性は、福岡に留まってしまうのです。というのも娘をもつ親は「ひとり娘を東京に出すのが怖い」と考える傾向が強く、せめて地元がダメなら九州から出て行かないでくれ、と訴えかけます。そうなると女性たちは九州の中で一番華やかな「福岡」に集中してしまいます。女性が多くなっているのはそういう理由だと聞きました。
福岡はびっくりするくらい婚活が盛ん
実際 福岡では、独身女性のための婚活ビジネスがいっぱいです。 婚活のための「女性の磨き」と題したスクールは一万人が受講したと言われています。メイク、ファッション、歩き方、コーディネート、コミュニケーションコースなどなどいわゆる婚活のためのテクニック習得のスクールです。シングルバーなどもびっくりするくらい広くておしゃれなお店がたくさんあるようです。
東京にかぶれた女？誰がじゃ？
もう一つ昔の高校の同級生からムカッとするようなことを言われたのですが、 「花めんたいちゃん、それでなくても今福岡は女性が余っているんだよ。 なぜわざわざ東京に「かぶれてしまった」女と付き合いたいって思う？婚活パーティーとかであなたの経歴を見たら、わっ東京帰りか！って思われるよ、、、だって。 うるさいよ〜本当にうるさいよ〜、、、あら、そういうところが東京っぽくなったって言われるのかな？
さようなら東京
しかしまあ、なんということでしょう。せっかくふるさとでの婚活を願って会社もやめようとしているのに、、、女性の方が余ってるなんて！？ とはいえ私の決心は揺らぎません。このまま東京の会社に辞表を出して故郷に戻るつもりです。
さようなら東京
頑張ってください
