婚活:疲れました: いま休憩中
婚活つかれました。いわゆる「喪女」の私が、かなりムリをしてあのような他人サマと話す集まりに参加したのか?それはアセリです。間違いなく自分のような女子は何もしなければ絶対晩婚(未婚?)に終わるだろうと…フラグ100本くらい立ってたんで参加。たくさん数こなせばもしかしたら、1人くらいは性格の会う人に出会うのでは?と。
不安が雪だるま
参加する前から不安でいっぱいだったが…というのも、これまで告白して上手く行った試しはなく、バレンタインはトラウマ。「告白らしきもの」は全く伝わらなかったいうのが私の戦績である。
参加したのは約2年前のシャン・クレール。(情報としては参考になりません)「プロフィールシートを書いて下さい」…ここですでに躓く。これがなかなか埋められない。私の好きな〇〇ランキング!趣味の欄にイラストなど描いてください。イラスト?ひえー、埋まらん。
いよいよパーティータイムがスタート
人は人を裁けるか?じゃない。ワタシが男性を分析出来るのか?
女子は座ったままで男子が移動して行くというスタイル。人を、次々と来る人来る人を「判断」しなければならない。そんなこと私に出来んのか?乱暴な言い方をすれば、その人が、アリか無しか?たった5分くらいで…ムリくないコレ?かなり精神的負担だ。だいたい経験値がない。ゲームならトライ&エラーできるが、それは「リセット」があるからだ。ここにリセットはないのだ。
最初の人はインパクト大
ムリかも~~っとか考えていたとき、一人目の男性がやって来た。小柄(160cm)で天然パーマの短髪、メガネをかけたその人は座るなり私に「どもども、へへっ」とい言いながら(実際には声に出してないかも?)イスを引き寄せた。
「イヤ~、寒いっすねー」
「低血圧ですか?朝ツラいっすか?」
「僕、女の子より寒がりなんですよ」
「血圧低いし」
スラスラと流れるようなトーク!いきなり圧倒された。あーこれはアレだ。場慣れだ。この人だいぶん場慣れしている‼トークがスラスラと流れて来る。どう見てもこんなにペラペラ喋るタイプには見えないのだが場数を踏んで婚活パーティ慣れしたために、最初の掴みのトークが妙に小慣れているのだ。
しかしながら…そのしゃべりのウマさがこの人にものすごく似合ってない(失礼)のだと私は思った。少なくとも私の経験からこのタイプの男性がこんなに流暢にスラスラと言葉を繰り出して来ることなんてなかった。そんな私の少ない経験だけで判断するのは申し訳ないのだけれど…
「ない」の方に心の中で大きくマルをつけた。
おおっ、出来た‼私に人を選別することが出来たのだ。というかしなければならない状況に自分を追い込んだのだ。
はい、次!はい、次!
あっという間に時間は過ぎた。すぐに次の人が前に座った。私のプロフィールカードにあった「ワンピース」を見つけてワンピースの話を始めた。
ものすごいワンピース知ってる人だ。スゴい。ただ私がプロフィールに書いたのはその頃に観たお芝居のワンピース…スーパー歌舞伎のことであまり真剣に原作を読んでない(ハマっていた頃もあったが)私にとっては愛想笑いの時間が続く。いい人なんだろう、きっと。判断を保留する。
すぐに次の人が座った。けっこう年上だ。爽やかな感じの人だが恐らく若かった頃にもっともっと爽やかだったのだろう。表情が変わるたびシワが出る。笑うと特に日焼けして整った顔に深いシワが現れる。まるでカッコいい松崎しげるだ。…本当に35歳なのか?年齢差はさほど気にしないつもりだが、あまりに離れていると会話が成り立つのだろうか?ちょっと考える。
婚パーは武道の組手だ
次々と男子が入れ替わる。ほとんどの人は普通に職場とかにいれば普通にいい人のレベルだ。中には2、3人「おっ、イケてる」という人もいるが総合的に見てみなさん普通の人だ。が、とにかく速いのだ。
次々と男子がやってきて、お互いのプロフィールカードを交換し話をする…というかプロフィール見て質問を聞き合うで、終わって一息ついている瞬間!ハイ、次の人登場。100人組み手かよ。
とても前の人の感想を短いメモにまとめて書く暇がない。チェックシートに男性と話した印象をメモしなければならないのだが、頭がついていかない。
これがのちに私を混乱状態に陥れることになった。
このパーティーにはメッセージカードというものがありもう一回会ってみたい人やもうしばらく話して見たい人にこちらから仕掛けることができるカードなのである。中にはそのカードに自分のLINEI.D.や携帯番号を書く猛者もいるという。いつこちらから仕掛けるか?タイミングが難しい、というより無いだろう?、ある?。
これはまさに「脳内ポイズンベリー」だ
一通り全員とお話を終えると、「さっきメモしたチェックシートを見ながら、良かった人を3人(5人だったかな)選んでくださいと司会者が言った」
しかし
「え?誰が何番だった?おい?」
私の中の脳内会議が大混乱!全員でテーブルを挟んで大ケンカを始めた。
会議が混迷、怒号、飛び交うイス
混乱する脳内をごまかす為とりあえず笑顔キープ。自分としては全力で真木よう子風の笑顔を出しているつもりだ。そんなパニックの中フリータイムが始まった。今度は好きな人のところに自由に行って自由に会話するのだ。
みんなが一斉に立ち上がりお目当の人のところへ向かって行く。ガッついている人は早い。素早く移動!向かって行く、向かって行く、行く、行く、、あら、、、、私のところには、私のところには、、、誰も来ない!!!誰も来ない!!! ガーン。
だよなー、やっぱしなーー、、、と諦めていたら。ちょっと遅れた微妙なタイミングで一人の男性が登場。マジで少しホッ。
名探偵登場
「どうも、もう一度お話ししたいと思って」
「ずっと、スマイルですよね?」
あ、確かにこの人は第一印象でもいい人だった。確かにいい人だったよ。しかし待てよ。
ここで私の推理が始まった。多分この人は、本当は別の本命の女子がいたはずだ。そしてそこに向かっていたはずだ。絶対そうだ。しかし彼女は可愛い。今日イチの人気女子だ。数人の男子が殺到。そこで彼は思った。やばいこの競争には勝てんな、と、、、
そうだあの女(ワタシ)なら空いているだろう。アイツなら絶対いま空席だ、と考えた。事実ワタシは空いていた。で、やや遅れたタイミングで私のところに来た!そうなのだ。つまり、この人は負ける勝負をしない人なのだ。釣りでいうボウズが嫌い。芸者でいうお茶を引かない女、いや男なのだ。
フフフ、見事な推理がまとまった。
「笑顔がいいっすね」と彼はまた褒めてくれた
フフフ、それはすでにショートして煙を上げている私の脳内部が、とりあえず看板(顔)だけは「笑顔」出しとけ、その間に壊れた部分修理するから、と判断したからなのだ。実はこの笑顔になんの意味もないのだよ明智くん。
もう一度彼のプロフィールをおさらいする。第一印象、普通にいい人。イケメンではないが普通にいい感じ。年収600万(驚)身長174cm…趣味フィットネスジム。
会話しながらグルグル文字が交錯して行く。が思考が追いついてない。するとお相手チェンジの指示が。(強制的にチェンジを促される)頭は混乱、表情はアルカイックスマイルのままフリータイムが終了。結局こちらから仕掛けるメッセージカードなるものは使わなかった。
そしていよいよ告白タイム
「お友達からでもいいので、いいなと思った方の番号を記入してください」
と司会者が促す。なるほど深く考えるより友達からね、、、ハッ、そう言った自分に驚いた。おおっ、わずか2時間ほどでここまでサバけた考えを身につけたのだ。成長!した
それはさておき、今は全精力を傾け集中し「いいな」と思った人の番号を選び抜く。やはり第一印象だ。というか第一印象しかない。いや年収も気にしてるかも?趣味も問題だ。いや、タバコを吸っているか酒を好きかどうかも、、、いかんいかん。脳内会議を発動したらもう間に合わない。動物的な勘でぱぱっと決めるのだ。虎だトラになるのだ!
で、ぱぱっと決めて提出。一応さっきの「明智くん」の番号も書いた。
そしてここからがヤマとなる。本日のカップリング成立発表。
アマ戦績ー0勝5敗に初の白星がつくか?
これほど場に馴染めてない私でも、この空気は流石にドキドキする。え、まさか今日出会った人の中に運命の人がいるのか?私が選んだ人たちも私を選んでくれているのか?確率50%はあるだろうか?うへ、まさかここの誰かと将来!!!そんなー
発表がはじまった。
司会者がマイクに向かって喋り出した。それでは今日のカップル成立したのは〇〇番の方と〇〇番の方、〇〇番の方と〇〇番の方、、、、発表が続いて行く。カップル成立した番号だけを呼ぶのだ。どうなる?どうなる?どうなる?〇〇番の方と〇〇番の方、、、
「以上の方々です、おめでとうございました」
パチパチパチ、
しーん、、、
私の番号、、、なし。そっか、明智くんは私の番号書いてなかったんだ。何を期待していたんだろワタシ。
ハシゴを外されて空中に取り残されているブタのイメージが頭に浮かぶ。あとは墜落する、、、、だけだ。ハイハイ早く落とせよ、もう覚悟は出来てるぜ
ドシーン!!!泣
とにかくとにかくだ。婚活パーティー1回目は終わった。戦いが終わったリングには寂しさがけが残った。
反省点
婚活パーティーは難しい!ということが良く分かった。私のスピードに合っていないということが良く分かった。ナメとったらエライ目にあうぞ、ということが良く分かった。
たったの一回で随分疲れてしまった私だがその後何度かの婚活パーチーに参戦する。転んでもタダでは起きない性分だったのだ。これも経験だ。世の中にはこれを何回も繰り返しやっている人がいるのだ。尊敬いたします。
いま思う、前準備の大切さ
今は婚活に疲れ「しばらく休業します:探さないでください」という張り紙がおデコに貼ってある。今思うと(遅いが)私は始まる前から色々と想像しすぎて、自分で自分の不安を増大させてしまったのだ。自分なりに色々と前準備をしていったつもりだったのだが、それがいけなかった。準備しない、あまり考えない、不安が出たら「知らねーよ」と流す、つまり、つまりだ、「チャラい」女になった方がよかったのだ、私の場合は。
婚活はじめました!はもうちょい
たった一回で「これが婚活パーティーだよ」とかいう気持ちはない。世間にはたくさんの婚活パーティーがあり、いろんな男女が、いろんなパーティーでカップルになっている。私としてはこれを記録に残し、後で読み返し、あーあの時はこれを間違えていたんだな、とかいう将来の参考になればなという気持ちで筆をとったが(筆なんてもう何年も見てないが)あら、ということは、またやるのかい?婚活パーティー?おおお、脳内ポイズンベリーがもめております。
第一回目の私の婚活パーティーはカップル成立「なし」で終了。
長文おつきあいいただきありがとうございました。
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